たまにキス釣りをする程度でほとんど餌釣りをしなくなったが、さるプロフェッショナルなオフショアアングラーに刺激され、今回はキジハタを狙っての【一つテンヤ】の釣りを楽しむため、一緒に専門遊漁船に乗ってきた。
そのプロフェッシュナルなアングラーはこの男。
我々の仲間内で言うところの通称ナンチャンこと南波圭宣。
以前から凄腕なのは噂には聞いていたのだが、この一年で数度一緒に釣りをし、その噂は決して大げさでは無いことを痛感させられた。
傾注の仕方と検証の在り方が半端ない。
たとえば太刀魚ジギングをするに辺り、全メーカーの専用ロッドを全ラインナップ購入して試す。
たとえば一つテンヤをするに辺り、やはり全メーカーの専用ロッドを全ラインナップ購入して試す。
並の根性ではこの時点ですらついて行けるものでは無い。そして単なるロッドコレクターでは無い。
その証拠に太刀魚ジギングロッドなどは10数本購入したにも関わらず、結局メインウエポンとして使っているのはなんと「ケンサキロッド」という始末。
つまり、その釣りに関して何が必要で何が不必要であるか、情報に振り回されることなくキチンと真実の追究が出来る金筋のアングラーだと言うことの証明でもある。
当日はナンチャンの友人でもある船長の船をチャーターしての釣りで、船中はナンチャンの仲間だけで都合6人が乗船。
まず驚かされるのがタックル。
全員がナンチャン推奨のシマノ炎月一つテンヤマダイロッドの、M245やMH255やH225。
これを水深や潮流や使用するテンヤの号数に合わせて使い分けるのだが、さらに驚いたのがリール。俺を除く全員がレバーブレーキリールを使用している。
そして重要なのは、これが決してマダイをメインに想定してのものでは無く、あくまでキジハタを狙って取るための道具立てだと言うこと。
ロッドに関しては、マダイと違って根に潜り込もうとする大型のキジハタやクロソイを止めるための強いバットと、軽いテンヤの着底感を感じるための繊細なティップを持つと言う意味合いでシマノのテンヤロッドとなっている。
リールの方はというと、これもマダイと少し違って、駆け上がり、また駆け下る荒根を探ることの多いキジハタテンヤでは根のギャップで出来る複雑なボトムトレースでラインの送り込みをシビアにやる必要があり、その点に於いてレバーワンタッチでラインの出し入れが出来るレバーブレーキが圧倒的に使いよいということである。
ともあれ、一緒に行くに当たり、俺もシマノ炎月M245を購入して望んだ。
なるほど、これは手持ちの全てのロッドを繰り出してもこの感覚は得がたい。ボトム感知が少しでも遅れれば根掛かりの嵐である。着底と同時にリフトしなければならないし、この釣りではキジハタは活性にも寄るが、餌が活きた海エビであるにも関わらず意外にもショートバイトが多い。つまり咥えた瞬間にフッキングに持ち込む必要が多々あるし、わずかにテンションを掛けに行って深咥えさせるなど、シビアな場面が多いのである。
つまりタックルが合わないと獲れないシーンが続出する釣りでもあるのだ。
前回、ナンチャンのプレジャーボートでプラクティスした甲斐があり、今回は専用ロッドでのっけから良型を釣ることが出来た。まさしくモーニングバイト、最初の下ろしでヒットさせた50近いキジハタだ。
その後も適度に釣れてくれる。
二度目の一つテンヤキジハタゲームだが、船中6人でどうやらビリにならなくて済みそうだ（笑）
クロソイやコブダイなどのゲストも時々ヒットするが、面白いことにタイラバで有名な瀬であるにも関わらずマダイはほとんどヒットしない。
まあ、これが専門遊漁船長のスキルであるわけだ。
どんどん釣れるキジハタを片っ端から締めて神経抜きをしてくれる船長。
終わってみればグッドサイズの二桁釣果。
船中で見ればこの数。
マダイロッドにマダイテンヤ、餌もエビであるにも関わらずマダイの少なさに思わず笑ってしまう。
近年、各漁協の永年の放流事業の甲斐あってキジハタは非常に釣りやすくなっている。
かつてのライトケンサキゲームやタイラバゲームのように、専門の遊漁船が増えてくれば嬉しいのだが。
そのプロフェッシュナルなアングラーはこの男。
我々の仲間内で言うところの通称ナンチャンこと南波圭宣。
以前から凄腕なのは噂には聞いていたのだが、この一年で数度一緒に釣りをし、その噂は決して大げさでは無いことを痛感させられた。
傾注の仕方と検証の在り方が半端ない。
たとえば太刀魚ジギングをするに辺り、全メーカーの専用ロッドを全ラインナップ購入して試す。
たとえば一つテンヤをするに辺り、やはり全メーカーの専用ロッドを全ラインナップ購入して試す。
並の根性ではこの時点ですらついて行けるものでは無い。そして単なるロッドコレクターでは無い。
その証拠に太刀魚ジギングロッドなどは10数本購入したにも関わらず、結局メインウエポンとして使っているのはなんと「ケンサキロッド」という始末。
つまり、その釣りに関して何が必要で何が不必要であるか、情報に振り回されることなくキチンと真実の追究が出来る金筋のアングラーだと言うことの証明でもある。
当日はナンチャンの友人でもある船長の船をチャーターしての釣りで、船中はナンチャンの仲間だけで都合6人が乗船。
まず驚かされるのがタックル。
全員がナンチャン推奨のシマノ炎月一つテンヤマダイロッドの、M245やMH255やH225。
これを水深や潮流や使用するテンヤの号数に合わせて使い分けるのだが、さらに驚いたのがリール。俺を除く全員がレバーブレーキリールを使用している。
そして重要なのは、これが決してマダイをメインに想定してのものでは無く、あくまでキジハタを狙って取るための道具立てだと言うこと。
ロッドに関しては、マダイと違って根に潜り込もうとする大型のキジハタやクロソイを止めるための強いバットと、軽いテンヤの着底感を感じるための繊細なティップを持つと言う意味合いでシマノのテンヤロッドとなっている。
リールの方はというと、これもマダイと少し違って、駆け上がり、また駆け下る荒根を探ることの多いキジハタテンヤでは根のギャップで出来る複雑なボトムトレースでラインの送り込みをシビアにやる必要があり、その点に於いてレバーワンタッチでラインの出し入れが出来るレバーブレーキが圧倒的に使いよいということである。
ともあれ、一緒に行くに当たり、俺もシマノ炎月M245を購入して望んだ。
なるほど、これは手持ちの全てのロッドを繰り出してもこの感覚は得がたい。ボトム感知が少しでも遅れれば根掛かりの嵐である。着底と同時にリフトしなければならないし、この釣りではキジハタは活性にも寄るが、餌が活きた海エビであるにも関わらず意外にもショートバイトが多い。つまり咥えた瞬間にフッキングに持ち込む必要が多々あるし、わずかにテンションを掛けに行って深咥えさせるなど、シビアな場面が多いのである。
つまりタックルが合わないと獲れないシーンが続出する釣りでもあるのだ。
前回、ナンチャンのプレジャーボートでプラクティスした甲斐があり、今回は専用ロッドでのっけから良型を釣ることが出来た。まさしくモーニングバイト、最初の下ろしでヒットさせた50近いキジハタだ。
その後も適度に釣れてくれる。
二度目の一つテンヤキジハタゲームだが、船中6人でどうやらビリにならなくて済みそうだ（笑）
クロソイやコブダイなどのゲストも時々ヒットするが、面白いことにタイラバで有名な瀬であるにも関わらずマダイはほとんどヒットしない。
まあ、これが専門遊漁船長のスキルであるわけだ。
どんどん釣れるキジハタを片っ端から締めて神経抜きをしてくれる船長。
終わってみればグッドサイズの二桁釣果。
船中で見ればこの数。
マダイロッドにマダイテンヤ、餌もエビであるにも関わらずマダイの少なさに思わず笑ってしまう。
近年、各漁協の永年の放流事業の甲斐あってキジハタは非常に釣りやすくなっている。
かつてのライトケンサキゲームやタイラバゲームのように、専門の遊漁船が増えてくれば嬉しいのだが。
コメント
コメント一覧 (10)
こちらの記事でなるほど、納得しました！ 釣れる前のやり取りに使用とは目からウロコです。
現行のロックフィッシュ用ロッドを試してみて、しっくりこなかった為、試しに強めのトラウトロッドを試しましたが、私は「強いロッド」よりも「しなやかなロッド」の方がキャッチ率高い気がしてます。
まぁ、ショア専門なので強いタックル仕立てが必要な場合もありますが、必ずしも「専用」と謳われる現行のタックルがいいとは思わなくなりました。
ライトゲームをやり込んでいくとこういう事に気がつくのです。
堤防からも同じで、ベールを起こさなくてもラインを出せるベイトタックルの優位性をいう人がぼちぼち現れ始めました。ソルトベイトの優位性は太いラインを使用できる、巻き上げパワーが強い、という事の他にこのメリットが有りますが、この場面でもレバーブレーキを使用すればスピニングタックルの新たな水平線が見えてくるのです。ポッキン君もかなり以前からメバルにレバーブレーキを使用しているのはこの部分なのです。
僕はそれが正しいと思っています。
アジングにしてもハタゲームにしても同じ事が言えるのですが、昨今は軽さや反響感度を求めるあまり、また消費者がそれを至上と持ち上げるあまり、ロッド本来の能力を見誤っていると思います。
特にキジハタゲームなどは軽さや感度は必要以上のレベルになっているかと。
クラブ全体でキジハタを本気で狙っていた30〜40年ほど前、師匠や先輩たちが出した結論はカーボンロッドでは無くグラスロッド(のべ竿)でした。
いわく、魚を驚かせず暴れさせず、支えているだけで勝手に浮いてくる竿が理想だと。
カヤックで島根に出没しています。
大物がヒットしても根に潜られてラインブレイクすることが多く、固めのバスロッドで太めのPEで引きずり出すイメージでタックル組んでいましたが、イメージ通りにはいかず今はティップランロッドにPE0.6号巻いて使用しています。
アコウの50ｃｍぐらいまではキャッチ率上りましたが全く浮いてこないモンスターもいて、試行錯誤楽しんでます。
イカ先生も最近はレバーブレーキ使用していますが、今まで使用した事が無く盲点でした。
試してみます！
魚とロッドの相性って難しいですよね。
特にハタ系なんですが、僕が思うに硬くて曲がりにくいロッドは向いていません。
硬いと相手も驚いて死に物狂いのフルパワーでストラクチャーに逃げ込もうとしますが、強いけどプログレッシブに曲がるロッドですと負荷が一気に掛からないので、その場でイヤイヤするような動きでフルパワーで潜ろうとはしない傾向にあります。
30年前以前、クラブ上げてキジハタを追っかけていた頃、結論はカーボンロッドで無くてグラスファイバーロッドでした。
インクスでもこんごプログレッシブなテイストの曲がりとトルクの太いロッドを作りたいと思っています。
曲がるロッドの恩恵は色々ありますが、曲がる事でリールを巻く手が止まりにくい点も僕は利点だと思います。
知り合いのハタロッドは張りが強くて巻き手止まってしまって、結果的に根に張り付かれたり、フック延びたりしやすいですし。
今は更にのべ竿使って竿さばきの見直しとか、ライトタックルでプラッギングゲームも試行錯誤してますよ。
また、機会があれば僕のホームへ遊びに来て下さい。
※昨年、アンソルのライトハタゲーム取材で古賀氏から紹介された者ですw
さすがですね。おっしゃる通りで、硬いロッドではリールを巻く手が間違いなく止まります。
昨年のパラオ遠征で顕著に分かれましたよ。
一本は某ブランド50t素材の硬いキジハタロッド、もう一本は某ブランドの強いけど曲がるボートケンサキロッド。
明らかに後者の方がデカイ魚が獲りやすかったですね。
曲がる竿の方が、魚にもヒトにも負担が少ないです。
20年前のバス用8ｆｔグラスロッド引っ張り出して試してみます。
根魚ゲームを末永く楽しみたいので小型のリリースについてもみんなで徹底したいですね。
30ｃｍ未満を釣らないように最近フックとワームが巨大化しています。
しかし♯5/0のフックでも20ｃｍぐらいのガシラ普通に釣れるので、リリース可能な水深25ｍぐらいまでで遊ぶようにしています。
レオンさん入魂のキジハタロッド楽しみに待っています。
リリースの方法もしっかりとやらなくちゃですね。
僕はメバリングでも水深20mオーバーを攻めることがあるので、陸っぱりでもエア抜き注射針はボックスの中へ常備しています。オフショアならなおのことですね。
明日辺り良い物が送付されてきますので、一度エア抜きの動画をアップしますね。